横浜市戸塚区(東戸塚)の税理士事務所です。中小企業・個人事業主の確定申告、相続税に強い税理士が皆様をしっかりサポート。英語対応や経理代行もお任せ下さい。
Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office
神奈川県横浜市戸塚区名瀬町765-8-706(最寄駅:JR東戸塚駅)
対応地域:横浜市・川崎市その他神奈川県全域・東京都全域
英語でも対応可能
代表者 八木のブログ ~ 身の回りの出来事や税務のことをお伝えします。
皆さん、こんばんわ。横浜・東戸塚の税理士、八木です。
すっかり暖かくなりましたね。皆様、いかがお過ごしですか。最近、メディアでは安倍政権の話題で持ちきりですが、そう言えば、安倍政権って、一番最初に安倍政権が発足したときも、安倍総理自身はあまり問題はないのかもしれませんが、安倍総理の周辺で、次から次へと問題が勃発しちゃうんですよね。来年は消費税の増税が予定されていますが、この先、何か影響はあるのでしょうか?税理士としては少し気になるところです。
さて、本日なのですが、時々、税理士紹介会社から新規の紹介案件がありますと言って案件の情報がくることがあります。
これまで、税理士紹介会社経由のお客様と何人かご面談をしたことはありますが、うちの事務所では、30%~70%の高額な紹介手数料を支払ってまで税理士紹介会社を利用したことは一度もありません。
実際に、税理士紹介会社経由のお客様とお会いしてみても、ちょっと、どうかな~、と思うお客様も多いんですよね。
先日、送られてきた紹介案件をみると、何か、この内容、どこかで見覚えがあるな~、という案件でした。おそらく数年前に、うちの事務所で関与していたお客様だと思います。
うちの事務所では、比較的、短期間で、このお客様は解約になったのですが、こうやって税理士紹介会社から税理士を探しているという話がくるということは、3年くらいの間に、すでに3人目の税理士を探しているということになります。
このお客様は関与が終了した後に、役所から連絡があって、先生のところで関与されているというので、うちではすでに関与していませんから、自分で作成されたのだと思いますよ、と役所の担当者に話したことがあるので、インパクトがあったのですが、納税者の皆さん、自分で書類を作成して、税理士の名前を入れるところに勝手に税理士の署名や捺印をしないでくださいね~。
有印私文書偽造で犯罪になりますから・・・(怒)。
このお客様ではありませんが、以前は、税理士変更で、毎年、税理士を変更しているようなお客様や1~2年で税理士を変更しているようなお客様の関与をしていたこともありましたし、新規で毎年のように税理士を変更しているお客様と面談をしたこともあるのですが、短期間で何度も税理士を変更しているお客様ってどうなんでしょうね?
ずばり言いますと、税理士の方に問題があるというケースもあるかもしれませんが、短期間のうちに何度も税理士を変更していると、次に税理士を探すうえで、税理士からの印象も、税務署からの印象もよくないと思いますよ。
なぜかというと、短期間のうちに何度も税理士を変更していると、税理士にしても、税務署にしても、納税者に何か問題があるのではないか?と思わせてしまうからです。
だって、ほら、考えてみてください。人を採用するときだって、毎年、転職している人って、なんとなく信用できないでしょ。海外ならともかく、日本であればなおさら。
ま~、確かに税理士変更で、うちの事務所に来られる方もいらっしゃいますので、5年とか10年とか前の税理士と長く関与していたお客様が、ちゃんとした人ばかりかというと、実際、そうでもないところもあるのですが、さすがに、毎年、税理士を変更しているようなお客様って、まともなお客様って、100%いないような気がします。
うちの事務所でも、短期間のうちに何度も税理士を変更しているようなお客様の関与は、今後は、もうしないと思います。もしかすると、こういったお客様って、毎年、違う税理士から関与を断られている可能性もありますしね。
法人、個人事業主や不動産貸付など、毎年、申告が必要な方で、税理士とお客様の関与が離れるというケースは、次のいずれかしかありません。
①事業を廃業または解散・清算する場合
②業績が悪い又は自分の所でできるようになったため、自分で申告までやるという場合
③お客様側から何らかの事情により税理士に断り、他の税理士に変更する場合
④税理士側から何らかの事情によりお客様に断る場合
①と②については、これはしょうがないでしょうね。では、③と④はどうでしょうか。これは、お客様または税理士のどちらかで、まっ、いっかと思えないほどの不満があるため、断るということになりますが、このとき、なぜ不満になったのかを、やはり、しっかりと考える必要があります。そうでないと、また同じような不満は生じてしまうことでしょう。
④について、うちの事務所でも、これまで、2回ほど解約通知書を発行し、うちの事務所から解約を申し出たことがあります。このお客様たちに共通するのは、何度、言ってもいつまでたっても、必要な資料を提出していただけなかったことです。当たり前ですが、税理士も商売で業務をやっていますから、報酬を支払えないなんていう人や脱税志向の強い人も、真っ先に断られる要因なることでしょう。
ですが、これは他の税理士事務所に行けば大丈夫なのでしょうか。基本的に、税理士は期限のある仕事をやっているわけですから、他の事務所に移ったとしても、いつまでも資料を提出しないという場合、他の税理士事務所でも嫌う理由になると思いますよ。
ま~、お客様の方でも忙しいときもあれば何か事情があるケースもあると思いますが、毎回毎回資料の提出が遅いとなると、税理士側の負担も大きいですし、お客様に無駄な税金を払わせたり、不利になることを考えている税理士はいないと思いますので。
ですから、もし、頻繁に税理士を変更しているような納税者の方がいるのであれば、税理士に依頼することじたいが向いていないと割り切って、自分で申告までやるのが、一番いいと思いますね。
だって自分でやれば税理士に支払う費用も必要ありませんし、自分で期限後に申告をして、無申告加算税、不納付加算税や延滞税といった無駄な税金を支払っても、結局、自分のせいだって、納得もできるでしょうしね。
これまでも、本当にいろいろなお客様の相談を受けてきましたが、自分自身でも、やはり、過去や現在のお客様を分析して、こういうお客様は関与しないようにしようという、軸はしっかりともっていたいと思います。
例えば、
・短期間に何度も税理士を変更しているお客様
・税理士変更で前の税理士の悪口を平然というお客様
・資料を何度言っても、いつまでも提出していただけないお客様
・報酬を支払えないお客様や安くやってくださいというお客様
・相続、贈与、譲渡などのように毎年申告が必要でない業務であればいいのですが、
法人、個人事業主、不動産貸付など毎年申告が必要な方で、今回だけやってください
と言うお客様
・事業計画がきちんとできず、業績が悪すぎるお客様
・レスポンスの悪いお客様
・脱税志向があるお客様やウソをつくお客様 など
うちの事務所だけかな~? ま~、上記のようなお客様は他の税理士事務所に相談に行っても、断られる可能性が高いと思いますよ。
確かに、お付き合いしてみないと、というのもあるかもしれませんが、上記のような場合、あまり長くお付き合いできない可能性が高いと割り切って、はじめの段階でブロックしておくというのも必要なことかもしれません。
どんどん大きくしないと自分の成長が止まってしまうと考える税理士もいますので、そういった税理士なら、なるべく受入の門戸を広くしてくれるかもしれませんが、とにかく、過去も含めて、これまで関与した関与先が多ければ多いほど、税務調査や役所からの問い合わせも多くなりますからね~。
来年は開業5年目になりますので、今のうちに、自分の軸をしっかりと固めておきたいと思います(笑)。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。