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Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

八木義晶税理士事務所

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横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

開業時に必要なもの~お金・営業・準備

みなさん、こんばんわ!台風が接近しているとのことで、お天気は悪いですが、相変わらず元気にしている横浜・戸塚の税理士よっしーこと八木です。

本日のテーマ、「開業時に必要なもの」について、今日は考えてみたいと思います。事業を開始するにあたって、やっぱり必要なものとなると、真っ先に思い浮かべるのは、「お金・営業・準備」の3つですね。

「お金」はやっぱり一番大切です。本来、事業を開始する前に何かを引き継いだり、週末起業などである程度、目安をたててから、事業をスタートできれば、理想ですが、そういうケースの方が少ないのではないでしょうか。そういうのがなければ、初めはみんなゼロからということになります。事業を軌道に乗せるのは、個人差があると思いますので、1年の人もいれば、3年・5年の人もいるかもしれませんし、それ以上かかる人もいるかもしれません。いずれにしても、事業を軌道に乗せるまでは、お金を切らさないというのが最優先だと思います。事業を廃業したり、譲渡をしない限り、お金が尽きないようにすることは常に考えておく必要があります。

そのための方法として、

・自分の貯金

・お金を借りる

・お金をもらう

・雇用してもらう

・扶養してもらう

などがあります。

自分の貯金は、できるだけあったら、それにこしたことはありませんが、不足する場合は、他の方法を考えないといけません。

「お金を借りる」ですが、これは、金融機関等から借りる場合もあれば、親から借りる、配偶者や兄弟、友人や知人から借りるといった方法があります。基本的には、将来、返さないといけませんし、兄弟、友人、知人から借りるというのはなかなか難しいような気もしますが、必ず返すといった強い意志があれば、「お金を借りる」というのもありだと思います。

続いて「お金をもらう」ですが、これは、助成金や補助金を利用する、親や配偶者から贈与を受けるなんていう方法もあると思います。助成金や補助金は、採択されないともらえませんし、「お金を借りる」場合と比べるとこの方法をとる方は、少ないかもしれません。

それから、「雇用してもらう」ですが、これは、どこかで、アルバイトや派遣をしたり、親や友人が会社を経営している場合に、そこで雇用してもらうということですね。

最後に「扶養してもらう」ですが、これは生活を守るためという意味合いになりますが、親や配偶者のもとで生活して、軌道に乗るまでは、親や配偶者にメインで働いてもらって、養ってもらうということになります。イクメンをしながら、なんていう方も最近では多いですね~。生活費などを抑えることができると思いますし、上記の「お金を借りる」や「お金をもらう」と併用してもいいかもしれません。

その他事業が会社形態であれば、誰かに出資してもらうといった方法もあります。借入の場合、返済できないとトラブルのもとになりますが、出資も会社の運営上、難しくなることもあるかもしれませんので、慎重に決めたいものです。上記のようにいろいろ方法がありますが、状況に応じて、お金が尽きない方法を選択してみましょう。

2番目に「営業」ですが、事業を軌道に乗せるためには、やはり営業は欠かせないと思います。いろいろな営業方法があると思いますが、時間とお金が許す限り、とにかくいろいろな営業をやってみるのがいいと思います。なぜなら、どの営業方法も即効性があるとはいえないと思うのです。人とあって紹介や口コミを期待したり、インターネットでHPを開設したり、チラシやDMをまいてみたりなど、いろいろ営業方法はありますが、それぞれやったからすぐに仕事に繋がるとは限りません。しかし、いろいろやってみた方が、仕事に早く繋がる可能性は高いと言えます。

そして、営業のキーワードとして必要だと思うのは、「インターネット」と「近い」ということ。上記の営業方法の中で、どれが一番即効性があるかというと、やっぱり「インターネット」だと思います。これはいろいろな理由がありますが、今では、インターネットにより、遠くからでもモノを買うことができる、急いでいる人も見る、事前に情報を得ることができるなどを考えると、やっぱり「インターネット」だと思います。ただし、HPやブログならその内容にもよると思いますし、フェイスブックやツイッターだとHPやブログに比べるとネット上で検索されにくい部分もありますので、見てもらえて読んでもらえることが重要だと思います。

次に「近い」ですが、これは場所的・人的両方を含んでいます。現在、インターネットにより、遠くからでもモノが買えますし、情報を得ることも容易ですが、遠くからでも購入する場合、「個人的によく知っている人」、「その商品の性能がいい」、「その商品がその人やその店しかできない」、「遠くからでも取り寄せたいくらいおいしい」、「かなりその業界で著名な人」、「いわゆる流行りのもの」といったようなものがあるから、遠くからでも買ってもらえるわけでして、それ以外だったら、できるだけ近くて、安くて、サービスがいい、おいしい、性能がいいといったような基準で選ぶのではないのでしょうか。人的にも保険の営業など、比較的、人脈を使った営業の場合、近い人が購入してとなるのでしょうが、近い人(よく知っている人)だからといっても、必要がなければ買わないと思いますし、仕事がくるとは限らないと思います。まー、近い人(よく知っている人)は多ければ、多いほどいいと思いますが、近い人だけを当てにする営業だと、そのうち息詰まるとも思います。

3番目の「準備」ですが、これは、「お金」や「営業」もある意味、「準備」の中に入ってしまうのかもしれませんが、サラリーマンであれば、すでにひな形があったりして、準備されていたり、他の人がやってくれたことも、開業すると自分でやらなければなりません。仕事が入ってきたら、仕事をしながら、並行してやっていかなければなりませんので、意外とたいへんです。例えば、請求書や領収書を作ったりとか、マニュアルを作ったりとか、何かを導入しなければならないといったことですね。一度、やってしまえば、2回目からは楽になると思いますが、このいろいろ「準備」することも開業すると意外と多いと思います。ホームページを作ったりとか、人脈を作ったりといったことも、開業前にやっておかなければ、やはり、開業後に仕事が入ってきたら、それをやりながら並行してやらなければなりません。「準備」はできるだけ思い当たるものを、前倒しにやっておくことは、後の労力を少なくするコツかもしれません。

最後に、以前、ある会社の面接に行ったとき、税理士事務所を廃業し、一般企業の経理に戻ってきた方が、こんなことを言っていました。「会計事務所をやるなら、鉄の心臓が必要だよ」と。また、フリーランスになる前、BIG4系の会計事務所にいたのですが、「八木さんは、ハートが強そうだし・・・・・」と言われたことがあります。何が言いたいのかと申し上げますと、経営者にとって、「お金」・「営業」・「準備」は、重要なのですが、これらをコントロールするために、さらに重要なのは、「強い意志(気持ち)」なのかもしれません・・・・・。

長文ですが、今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。皆様、台風には、くれぐれもご注意くださいね!