横浜市戸塚区(東戸塚)の税理士事務所です。中小企業・個人事業主の確定申告、相続税に強い税理士が皆様をしっかりサポート。英語対応や経理代行もお任せ下さい。

Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

八木義晶税理士事務所

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 代表者 八木のブログ ~ 身の回りの出来事や税務のことをお伝えします。

横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

開業してから失敗したと思う3つのこと

皆さん、おはようございます!横浜・戸塚の税理士、八木です。早いもので、うちの事務所も本格的に事務所運営をして3年目になりました。

3年経過した後の感想は、また、おいおいブログに書くことにしたいと思いますが、税理士事務所の経営も普通の会社や個人事業を経営しているのと何ら変わりはありませんので、「経営をする」という意味では株や不動産に手を出すのと同じようにギャンブルみたいなものだと個人的には思っています。

ですから、憧れだけでやるのは、なかなか大変で、いろいろな意味で覚悟も必要だと思いますし、ときには失敗をすることもあると思います。

ただ、経営をしていくうえで、致命的でない程度の失敗もときには必要(失敗しないことに越したことはありませんが・・・)だと思っています。致命的(=事業を継続できなくなる)は避けなければいけませんが、失敗をすることにより、反省し、改善をするきっかけをつくってくれるからです。

他の税理士さんの失敗談を読んでいると、うちの事務所では、そこまで大きな失敗をしたとは思いませんが、やはり失敗したと思うことはあります。

そこで、本日は開業から失敗したと思うことをまとめてみたいと思います。

・仕事の受け方の失敗

・人への会い方の失敗

・お問い合わせの対応の失敗

以上です。他に上記に加えて雇用の失敗なんていうのも、税理士事務所だとよくあることかもしれません。

【仕事の受け方の失敗】

これは他の事務所でもあることかもしれませんが、うちの事務所でも、ときどきありました。以前は、電話やメールなどの段階で、口頭やメールで状況を確認し、料金を提示していたこともあるのですが、実際は、経理書類をみたり、事業の状況を確認してからでないと、安く引き受けすぎた、ということになることがあります。

口頭やメールで状況を確認するだけだと、正しい情報を伝えられていない可能性もありますし、嘘を言っている可能性もあります。

最近では、クラウド会計が普及していることや、自社経理を推奨するということから、記帳代行がオプションになっていたり、記帳代行がない場合、料金の安いプランを用意している会計事務所も多いと思います。

この会計記帳も注意が必要で、なかには、記帳代行を自分でやる、と言っても、ほとんどやらない方や入力漏れがたくさんあるような方もいるのです。

多少の入力漏れや入力間違いであればいいのですが、基本、上記のような方は、記帳代行料をいただかなければいけない方や記帳代行を含めた料金が高いプランに該当する方たちになってきますので、しっかりと会計記帳ができる方かどうかというのも、見極めが必要だと思います。

結論として、しっかりと経理書類と人を確認してから料金を提示する、ということです。

【人への会い方の失敗】

事業をしていて、とくに売上がのばせない方や売上がまったくない方は、できるだけ多くの人に会って、ということになると思います。

たくさんの人に会えば、誰かに売れるかもしれない、誰かが紹介してくれるかもしれない、ということなのでしょう(確かに一理あります)。

人に会うたびに、「紹介してください」という方や「何かあったら声をかけてください」なんていって歩いてる方も、売上がのばせない方や売上がまったくない方の典型的な特徴です。

本来であれば、相手から「買いたいのですが」とか「紹介したいのですが」と言っていただけるのが理想だと思います。

売上というのは、経費や生活費がどのくらいかによって人により異なるわけですが、自分自身が、開業以来、前者か後者のどちらかといえば、後者でした。なので、前者の人に会うと、単に私利私欲の強い人、という印象をもってしまいます。

ましてや、よく知らない私利私欲の強い人 = 自分にとってどうでもいい人 になってしまいますので、人との会いかたにも注意するようにしています

これは、お客様、営業の人、交流会などに参加する人、同業・他士業の人、プライベートの人など、まわりには、いくらでも私利私欲の強い人や依存の強い人はいるかもしれませんが、こういう人たちとは、適度に距離をとるようにしましょう

自分自身がガツガツした人・依存の強い人(他人よりも自分が大切な人・自分が可愛い人)があまり好きではないので、自分ももちろん大切ですが、他人にもメリットがないか・お役に立てないか、というのは、常に考えるようにしています

結論として、やみくもに会いたいという人にあったり、自分からどうでもいい人が多そうな場所や人の中に飛び込んでいかない、それと、ただ単に私利私欲だけでない信用できる人はビジネスでは必要、ということです。

【お問い合わせの対応の失敗】

電話やメールでお問い合わせがくるときに、失敗したと思うこともよくありました。今は電話やメールでの税務相談やお問い合わせには、なるべく対応しないようにしているのですが、税務署や無料相談会の相談員でさえ、給与や報酬をいただいてやっているわけですが、開業税理士が同じようにやると、単にボランティアになってしまう可能性があります

うちの事務所も当初は、無料税務相談もやっていましたが、たしかに無料相談を行うとお問い合わせは増えますし、初回無料相談をやっている税理士事務所も多いと思います。

ですが、そのお問い合わせをしてくる人のなかには、数か所から何十か所の税理士事務所に問い合わせをして、「ちょっと、どうかな~」と思われて、断られた人も少なからず、含まれているはずです。

これは相談内容にもよりますが、基本、他の税理士事務所で断られた人がうちの事務所にお問合せしてきたとしても、うちも「ちょっと、この人どうかな~」となってしまう可能性が高いと思います。比較的、ちゃんとしたまともな人は、何か所も有料相談を利用しないと思いますので、有料相談がベターだと思います。

結論として、お問い合わせの受け答えは手短に、有料相談であることが基本、ということです。

最後に、雇用の失敗なのですが、自分自身が経営して、給与を払う立場になってあらためて思うのは、経営者と労働者は、基本、正反対の考えだということ。

かたや「給与が安くでいい(優秀な)人」がいいですし、かたや「給与が高くて楽な仕事がいい」という正反対の感覚があるので、まず、そこからして難しいところになります。

勤務していた頃につくづく思いましたが、依存しすぎるのと自分が可愛いすぎるから、他人に対して悔しくなるし、自分より少しでもできると感じる人に対して、妬みやライバル意識をむき出しにしてくる人もいますし、自分の方が上だと感じる人は、大柄な態度にでる人もいます。本当に面倒くさい人って多いですよね。

勤務していた頃、上記のことを思いながらも、内心では、「自分は自分。人は人なんだけどね~」なんて思っていました。

結論として、人との付き合いが面倒な場合、一人がいいと思います。それが無理なら、最小限必要なスタッフでまわす、ということです。

今日は、失敗したことを3つほど、あげてみました。これらのことがなくなれば、あまりストレスを感じない税理士ライフを送れますので、より上記の失敗をなくせるように精進していきたいと思います(笑)。

長文ですが、今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。