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Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

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横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

会社設立してみた~メリットとデメリット2つ

横浜・戸塚の税理士、八木です。

またまた久しぶりの更新になってしまいました。今年も、もう半分が過ぎましたね。年のせいか、はたまた、フリーランスのせいかわかりませんが、本当に時間がたつのは速いと感じます。

さて、本日なのですが、以前から考えていたものの、なかなか踏み切れなかった、とあることをついに実行することにしました。

それは、自分の会社の設立です。税理士の場合、税理士法人を設立するというケースもあるのですが、自分の会社を設立している同業者さんも意外と多いと思います。1人で税理士法人を設立できるなら、絶対に税理士法人を設立していたと思いますが、現時点では、まだ、2人以上いないと税理士法人を設立できないため、今回は普通法人を設立しました。

本格的にフリーランスとしてやっていくと決めたときに、つくろうつくろうとは思っていたものの、やはりメリットだけでなく、デメリットもあるため、法人を設立することじたい、けっこう悩みましたね~。みんながやってるからやるという考えはありませんでした。

会社設立は自分でもやろうと思えばできるのですが、自分でやらなければいけないこと、例えば、個人の印鑑証明をとったり、法人の銀行口座を開設したりなど以外は、いろいろと自分の業務や作業もあることから、時間を確保するため、今回、司法書士さんに設立手続きをお願いすることにしました。

確かに報酬は発生しますけど、会社設立のときって、お客様のケースで何度となく見ているため、会社設立手続き以外にもいろいろやることって多いんですよね。

法人を設立したお客様からきいてはいましたが、うちの法人にも、設立早々、さっそく同業者さんからのDMが何通か届きました。ま~、速攻、ゴミ箱に捨てましたが、司法書士からの書類が届くタイミングと同時にDMが届いたのには、ビックリしましたね(笑)。1件でも多く客をとるために他のところよりも早くDMを送らなきゃ、という意気込みを感じてしまいました(大笑)。

そんなわけで、今日は会社設立に因んで、税理士の会社設立のメリットとデメリットを2つづつあげてみたいと思います。

【メリット1.税金や社会保険などの節税をするため】

必ずしも、会社を設立する目的が、税金や社会保険などの節税のためというケースばかりではないとは思います(例えば、対外的な信用力を得るためなど)が、通常、ほとんどの場合、税金や社会保険などの節税目的で法人を設立するケースが多いのではないでしょうか。

現在は、個人事業主と会社経営者という立場ではありますが、やはり、個人の住民税や国民健康保険税、国民年金の負担ってけっこう重たいですからね。

個人事業主の場合、すべての人がかかるわけではありませんが、一定額の利益や売上を超えると事業税や消費税も払わなければなりません。

法人を設立することによって、売上や利益を分散し、法律にのっとって節税をするのであればやはり会社を設立するメリットはあると思います。

法人を設立すると自分に役員報酬がとれるというのも法人を設立するメリットではありますね。

いずれにしても、個人事業より法人の方が節税できる幅も広いので、個人事業で高い税金を払っているのであれば、会社設立はメリットだと思います。

【メリット2.経験を積むため】

この経験とは、いろいろな意味が含まれますが、会社経営者としての経験、自分の法人でいろいろと自分で試してみるという経験など、経験を積めるというのも大きなメリットだと思っています。

ということで、メリットだけであれば、すぐにでも会社を設立していたと思いますが、次のようなデメリットもあるため、安易な気持ちだけでは踏み切れませんでした。

【デメリット1.事務作業が2倍】

普通の会社であれば、個人 → 法人 または 法人 → 個人とするケースもあると思いますが、税理士の場合、税務業務は、税理士法人以外の法人が税務代理などを業務として行うことはできません。ですから、税務業務は、個人事業主として、税務業務以外の業務は、法人としてということは可能なのですが、単純に2倍にはならないかもしれませんが、個人・法人それぞれで申告は必要になりますし、事務作業もそれぞれに発生します。

ということは、事務作業にそれなりの時間がかかるということはいうまでもありません。ここが一番、考えさせられました。税金や社会保険などでお金を払ってでも、時間をとるという考え方もありだと思うからです。

【デメリット2.  会社をつぶすときも手続きが面倒】

法人だと事業承継などしやすいというのもあると思いますが、もし、事業承継などを考えていないのであれば、いずれ会社をつぶさなければなりません。個人であれば、廃業届を一枚だせばそれで終わりですが、法人にすると、設立の時と同様、解散・清算と2段階で登記が必要になりますし、申告も同様に、作業に手間や時間がかかります

会社を設立したばかりで、つぶすことを考えてもしょうがないのですが、いずれたたむときがきた場合、それはそれで面倒だな~、と。

これも仕事柄、お客様の解散や清算の業務に携わる機会があるからこその着眼点なのかもしれませんけどね。

ということで、今年から来年にかけて、年金や保険関係の節税なども試しにやってみようかな、と思っています。

いくつか節税でやっているものもありますが、やっぱりお客様に節税のことを話すときにも、いろいろと自分でやっていた方が、説明するときにも説得力がありますからね。

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。