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Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

八木義晶税理士事務所

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 代表者 八木のブログ ~ 身の回りの出来事や税務のことをお伝えします。

横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

いろいろあったけど・・・まもなく3年

横浜・戸塚の税理士、八木です。

夏以来のブログの更新になりますので、かなり久しぶりな気がします。皆様、いかがお過ごしですか?

さて、以前、仕事が終わってからジムに通っていたのですが、雨の日や寒い日は、ジムに行くのが、どうしても面倒になったりしますので、ここ数ヶ月の間に、トレッドミル と筋トレマシーンを購入しました。

これで、いつでも有酸素運動と無酸素運動ができるようになったので、ジムへ行くのをやめてしまったのですが、仕事がらパソコンの前に向かっている時間も長く、運動不足になりやすいですから、やっぱり、しっかりと体は鍛えていたいものですね。なにより体が資本ですから・・・。

では、本日なのですが、本格的に自分でフリーランスとして、やっていくと決めてから、今年の年末で、まもなく3年となります。来年から4年目になりますが、「石の上にも3年」とも言いますので、今日は、この3年間を振り返ってみたいと思います。

【人生最大の決断・2014年後半】

実は、もともと、自分でフリーランスとしてやっていくということはあまり考えていませんでした。ま~、何だかんだいっても、自分で経営をするというのは大変なことですし、リスクをとりたくないと思っていたからです。自分には向いてないとも思っていました。

2014年当時、BIG4と呼ばれるEY系列の会計事務所に在籍していました。社内は自由な雰囲気で、外資系企業のクライアントも多く、大好きな英語も活かせるし、職場には外国人もたくさんいましたので、いい経験ができたと、今でも思っています。

ですが、この会社では、月に残業100時間なんて人、普通にいました。自分自身は、遅くとも終電には帰るようにはしていましたが、次の日の朝まで会社で仕事をしたことがないなんて人の方が珍しいくらいでした。もちろん繁忙期のときの話ですが。

ま~、こんな環境ですから、当然のように、社内のスタッフの入れ替わりは、ものすごく激しかったです。

正直、もう若くないし、こんな残業の多い会社にいつまでもいるのも、どうかな~、と思っていました。

そのため、ちょうど、2014年の後半は転職活動をしていましたが、なんとか、他の会社に転職が決まりました。

でも、考え直したんです。「せっかく生まれてきたのだから、人生で一度くらい自分の思うように仕事をしてみたい」と。

転職するか、自分で税理士としてやっていくか、本当に悩みました自分でやるのも決して甘くはないことはわかっていましたので。当時EY税理士法人の元統括だったパートナーのTさんにも、いろいろとアドバイスをいただき、今でも感謝しています。

そして、最終的には転職先の会社をお断りし、自分で税理士としてやっていくことに決めたのです。2014年の年末で前職を退職することに決めましたので、決めたからには、もう独立開業の準備しか、頭にありませんでした。

年末にかけて、やったことも、作ったこともないホームページやブログをはじめ、行ったこともない異業種交流会やセミナーなどへ行き、士業のための開業の塾に入ったり、いろいろと準備をしました。

前職をやめるまでに、上記のようなことをやっていたのは、大変でしたが、今思えば、本当にやってよかったと思っています。税理士などの士業もビジネスですから、税理士の登録をしさえすれば、事務所にいれば、何とかなるだろうというような甘いものではないと思います。

始めたら、なんとかなるという人もいると思いますが、やはり上記のような何らかのアクションをしないと、いつまで経っても、食べていけないでしょう。

【つらかった1年目・2015年】

いよいよ2015年になりました。ほぼゼロからのスタートでしたので、税理士といえども、開業初年度は、いろいろと身の回りのものを購入したりしますし、なんだかんだ言って、開業費もそれなりにかかります。

会社を退職したため、住民税や国民健康保険などの税金や社会保険といった支払いも容赦なく役所から送られてきます。貯金もみるみるうちに減っていきました

自分自身、あまり、ガツガツしたりするような営業をするのが苦手なため、あっちこっちに挨拶にいったり、挨拶状を書いたり、異業種交流会などへ行きまくるというようなことはほとんどしていません。ですが、食べていかなければいけませんので、やはり初年度は大変だと、つくづく思いました。

2015年の前半は、ポツンポツンと顧問契約の依頼があり、後半は、単発の仕事がポツンポツンと入ってきたような感じです。

途中で、「これ、本当に食べていけるようになるのかな~!?」と心配になったりもしました。税理士などの士業でも、ゼロからスタートする場合、初年度は、売上があまりたたないわりに開業費などを含め、経費はそれなりに発生することから、赤字になるというケースも多いかもしれません。

最終的に、秋から年末にかけて相続の仕事がポンポンポンと入ってきたため、年末には、なんとか赤字を免れることができました。ですが、食べていくにはほど遠く、副業程度の収入だったように思います。

貯金が減っていくのも、こころもとなかったため、1年目は、青色申告会での派遣の仕事なんかもしていましたね。2015年は、ほぼ、ホームページ経由から仕事を受けていました。

【リベンジできた2年目・2016年】

2016年になると、年明けから急に忙しくなりました。ホームページ経由での依頼が確定申告に向けて、追い風になっていて、いろいろなところからの紹介や相続の仕事も複数、依頼されるようになりました。

とくに、2016年の前半は、あまりにも忙しかったため、2016年の後半は、仕事の受け方をセーブしました。

フリーランスになったとき、2つ自分に目標を掲げたことがあります。その目標とは、

1.サラリーマンのときの一番多かったときの収入を超えること。

2.サラリーマンのときの一番長く勤務した勤務先の勤務期間を超えること。

上記の2つです。

2年目に、何とか、サラリーマン時代の一番多かったときの収入を超えることができました。つまり、食べていける収入になった、ということです。

でも、考えてみたら、自営業者の場合、必要経費もかかりますし、サラリーマンに比べると、税金や社会保険の負担も重いわけですから、超えるくらいでないと困ってしまいますよね。

サラリーマン時代の一番長く勤務した勤務期間を超えること。ま~、これは、まだ何年か経過しないと超えられないわけですが、開業5年目に、また、こんな感じのブログを書いたときには、超えていることでしょう。

【スタンス(軸)を定めた3年目・2017年】

この3年で、本当にいろいろな経験をしてきました。勤務時代の10年分も20年分もの経験をしたと思えるくらい内容の濃い3年でした。

ただ、そんな3年間の中でも、失敗したと思うこともいくつかあります。

自分ができることを提供すればいいわけですから、どういう仕事をするかというのは、あまりこだわりはありませんが、やはり、次の2つは重要だと思います。

1.どういう人と仕事をするか

2.どういった仕事のしかたをするか

この2つは、とても重要だと思います。

以前、ブログにも書きましたが、サラリーマン時代にも、何かこの人、苦手で一緒に仕事したくないな~、という人は、80%~90%はいました。

ですが、そういう嫌だな~、と思ってた人たちが、自分で商売を始めたりするわけですから、フリーランスになったとしても、何か嫌だな~、と思うような人はまわりに多くいます

これは、お客様だけではありません。同業の税理士、他士業、銀行や保険会社などの金融機関、不動産会社、プライベートの人など、仕事に関わる可能性がある人は、いろいろな人がいます。

同じ人なんてもちろんいないわけですが、やっぱり何となく考え方や方向性があまりにも異なる人、だらしない人や計画性のない人など、あまり関わりをもたない方がいい、と思う人もけっこういます

しかも、そういう方と付き合っていると、他の多方面の良いことにも影響を及ぼす可能性がありますので、自分の中にしっかりとスタンス(軸)をもっておくことは必要だと思います。もう一度言います。

「どういう人と仕事をし、どういう仕事のしかたをするか」

すごく重要なことだと思います。サラリーマンの場合、このように思ったとしても、上層部の立場にならなければ、我慢しなければならない、つまり、変えることはなかなかできないでしょう。

でも、今はフリーランスです。もし、2つ選ぶなら、他の大切なことを犠牲にしないためにも、嫌な人とはお付き合いをしない、仕事の内容によっては、仕事を引き受けないということも必要です。

ということで、3年目の今は、昨年2年目ほど忙しくは感じないようにセーブしていますが、自分のスタンス(軸)を決めたということは、自分にあってないことも多く、それを経験した3年間だったため、スタンスを定めるようになったのだと思います。

すでに、3年近くたつため、もう、サラリーマンのときの感覚は忘れつつありますが、次のことは税理士とか他の商売だからとか、そういうのは関係なく、思うことです

サラリーマンでも、経営者でもリスクはあります。サラリーマンはゼロから出発しなければいけないときもあると思いますが、経営者はマイナスから出発しなければいけないかもしれないというリスクがあります

自分で商売をやってみて、男女の別も、学歴も、いい会社に勤めていたなんていうのも、経営者になってしまうと関係ありません。ただ、向き不向きは間違いなくあると思いますので、誰もが経営者に向いているわけではありません。

「変化に対応できない」

「とりあえずやればなんとかなるだろう」

「楽して儲けたい」

「計画性がない人(特にお金の使い方)」

「だらしがない人」

「お互い様というのもありますし、依存が必要な場合もありますが、いつまでも依存をすることを考えている人(自分のことばかり考えている人)」

は、たぶん何をやっても経営者には向かないでしょう。

逆を行くように目指しましょう。

ということで、来年から当事務所も4年目となりますが、今後ともブログともどもよろしくお願いいたします。

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。