横浜市戸塚区(東戸塚)の税理士事務所です。中小企業・個人事業主の確定申告、相続税に強い税理士が皆様をしっかりサポート。英語対応や経理代行もお任せ下さい。

Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

八木義晶税理士事務所

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 代表者 八木のブログ ~ 身の回りの出来事や税務のことをお伝えします。

横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

税理士報酬を高くしないためには・・・

皆さん、おはようございます。横浜・東戸塚の税理士、八木です。

ところで、皆さん、普段人生を楽しんでいると思いますか?

時間とお金、どちらも大切なものであり、また、有限なものです。

最近、つくづく思うのですが、人生を楽しく、限りある時間とお金を大切にするために、できるだけ実践していることがあります。

それは、

1.会ってもしょうがないと思う人と会わない。

2.会ってもしょうがないと思う人が多そうなところに行かない。

この2つです。

たぶん、「何があるかわからないし、人生できるだけ多くの人と出会った方がいい」と考えている人や「人生いろいろなことがあって当たり前のことだし、それを何とかしてこそ」とか考えている人には、「何、言ってんの?」と思われそうですが、会ってもしょうがない人に会わないことも、また、大切だと思っています。

四六時中、仕事が忙しいわけではありませんが、他にもやりたいことがいろいろあるため、なんだかんだ言っても、忙しいというのもあるかもしれませんし、あと、個人的には、次のような人たちって、超・超・超がつくほど、苦手なんですよね。

1.ガツガツした人

2.依存の強い人

ま~、合わない人と会わないことによって、ストレスが軽減できるのであれば、それはそれでよろしいかと・・・思っています。自営業ならではの発想ですね。

ただ、決まった人ばかりで、あまりにも苦手な人と会わないのもどうかと思いますので、自分をアピールするために、このブログを1ヶ月に1回程度更新しています

 

さて、本日のテーマ「税理士報酬を高くしないためには」というタイトルなのですが、一般的に、税理士の仕事は申告書や申請書などの成果物があるにせよ、モノとして大量生産をしている商売ではありませんので、役務提供型のサービス業だと思っています。当然、時間で作業を行っていますので、作業時間が増加すると税理士報酬も高くなる可能性はありえます。税理士業界で税理士報酬が高くなる場合、下記のような傾向がありますので、該当しないかどうか、ご確認くださいね。

【入力ミスや入力漏れが多い】

税理士事務所に記帳代行を依頼されている場合は関係ないのですが、今はクラウド会計を使って、ご自分で会計記帳をされている納税者の方も多いのではないかと思います。

人間のやることですから、当然、ミスが生じうることもありうるのですが、問題はその度合いです。

そんなに誤りや入力漏れが多くない場合もあれば、誤りや入力漏れが多い場合もあります。全体的に見ると、きちんとした経理担当者がやっているという場合を除けば、誤りや入力漏れが多いケースの方が多いんじゃないですかね。

きちんとできる人はきちんとできますが、きちんとできない人は、なかなか、きちんとできるようにはなりません。時間がかかります。

その差は、会計入力をした後に、どうしているか、これに尽きると思っています。

例えば、会計記帳が終わったあとに、会計ソフトの預金の勘定科目の残高と通帳の残高があっているかどうか確認しているかとか、入力した後に見直しているかとか、そういうことだと思います。あとは自分で、しっかりと考えたり調べたりしているかどうか。入力して、後はそのまま、やりっぱなしという人が、きちんとできるまでに一番時間がかかるということです。

確かに勘定科目については、税務の知識も要求されるケースもあります

例えば、消耗品という勘定科目で入力しているけど、内容や金額によっては、固定資産になる場合もありますし、保険料という勘定科目で入力しているけど、保険契約の内容によっては、一部、長期前払費用(保険積立金)にしなければいけないであるとか、個人事業の場合、健康診断や生命保険料を福利厚生費や保険料にしていたりとか、こういったところは税務の知識がないと正しく会計処理ができません

それ以外にも、現金商売を除き、振込の場合には売掛金を計上しなければならないケースが多いのですが、入金ベースで売上を計上していたり、支払利息を含めて借入金を処理していたり、給与や専門家報酬から控除される源泉所得税などを無視して手取りで入力したりなど、よくある間違えとしてあげれば、キリがないのですが、やはり、入力間違いや入力漏れが多いと、その分、修正するのにも時間がかかりますので、税理士報酬が高くなるケースもあります。

【書類に不備が多い、提出物の提出や回答の返信が遅い】

専門家に業務を依頼する場合、多かれ少なかれ、関係書類を提出しなければならないわけですが、その都度、依頼された書類に不備が多い、提出物の提出や回答の返信が遅いといったような場合があります。これも人それぞれですが、事務的なことは後回しになってしまいやすいという場合もあり、入力ミスや入力漏れが多い人と同様、全体的な傾向として、利益の確認ができない、または、遅いため、業績の悪い納税者やお金がなかなか貯まらない体質の人が多いような気がします。

人間ですから、忘れたり、忙しくて後回しになったりすることもあるでしょう。ですが、これらのことがあると、何度も税理士側からメールをする、電話をするなど催促しなければならないことになりますので、その分、作業時間がとられることになります。そのため、書類に不備が多かったり、提出物の提出や回答の返信が遅いことが多い場合、税理士報酬が高くなるケースもあります。

【何度もいろいろなこと聞きたかったり、税務相談をしたい】

関与しているから、対面やメール、電話を問わず、いろいろなことを聞きたいという場合や頻繁に税務相談をしたいというようなケースもあります。これも人それぞれで、会計や税務のことがよくわからないから、いろいろなことを聞きたかったり、税務相談をしたいとは限りませんが、会計や税務のことがよくわからず、かつ、ちんと経理ができない人は、やはり、いろいろと聞きたかったり、税務相談を何度もしたいというケースが多いような気がします。

もちろん、わからないことは、わからないままにせず、クリアにするというのは大切なことだと思いますが、ただ、あまりにも多いと、やはり、税理士報酬が高くなるケースもあります。

【初めにしっかりと業務範囲を確認するようにしましょう】

税理士に業務を依頼する場合、どの業務範囲まで、いくらでやってもらえるのかを必ず、確認するようにしましょう。今では、会計事務所によって、業務の範囲も報酬もバラバラだと思いますので、どこまで依頼するか、どこまで納税者の方でできるのかを事前に確認すべきだと思います。それによって報酬も違ってきますので。

払っている報酬で何でもかんでも、やってもらえると思わないようにしましょう。

例えば、うちの事務所でも、売上と業務範囲をもとに報酬を決定していますが、お客様によって業務を依頼される範囲はバラバラですから、記帳代行を依頼されているケースもあれば、給与計算や社会保険関係など、お客様によって依頼される範囲は異なります。

会計事務所の方で各種議事録を作成している場合も多いと思いますが、本来、議事録も株主総会をきちんとやっている会社であれば、社内で作成していると思いますし、契約書などと同様、社内文書になります。ワンパターンというのもありますし、社内文書は作成のしかたの相談やひな形をお送りしたうえで、自社作成をお願いしていますが、社内文書の作成が必要な場合、お客様間のバランスを保つため、有料で対応というかたちをとらせていただいています。

そのため、どこまで自分でやるか、どこまで税理士に依頼するかを必ず決めておきましょう。最近では、月額10,000円で年額120,000円などと広告している事務所も多く見受けられますが、なんだかんだで、いろいろと報酬が加算される場合もありますので、依頼する前に、よく業務範囲と報酬の年間合計額は確認をするようにしましょう

 

いかがでしたでしょうか。

 

実は上記のような場合、依頼するお客様の方では、あまり気に留めないことかもしれませんが、会計事務所側で不満がたまりやすい原因になります。

適切な報酬にするために、値上げを要求される場合もありますし、不満から関与を外したいため税理士報酬を高くするというケースもあるようです。上記のことが、複数該当する場合には、税理士報酬が高くなってもしょうがないと思ってください(安い会計事務所に依頼しても、その後、値上げを要求される可能性が高いと思います)。

ただ、上記のことが、まったく当てはまらないのに税理士報酬が高いと思う場合には、税理士報酬の見直しの交渉をしてみてもいいと思います。

ちなみに、うちの事務所の税理士報酬は、他の税理士事務所と比較しても、そもそもの税理士報酬じたいが良心的な価格設定になっていますので、値下げには応じていませんので、ご了承ください。

上記のことは、どこの事務所でもありうると思いますし、うちの事務所でもあるのですが、まったく同じ業務範囲で売上も同程度の場合には、税理士報酬も同じ程度にしているのですが、上記のことがあるが故、同じくらいの業績規模の会社でも、お客様によって、作業時間が多くとられるところと、そんなにとられないところが出てきてしまいます

税理士報酬の価格設定は、今では自由とは言え、やはり価格設定は難しいですね。

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。