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Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

八木義晶税理士事務所

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横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

天国に旅立った愛犬から教わったこと

13歳の頃の愛犬ショウちゃん

皆さん、こんばんは。今年は戌年で戌年生まれの東戸塚の税理士、八木です。

いや~、今年は本当に台風や地震の被害が多いですよね。被災者の皆様につきましてはお見舞い申し上げます。

しかし、これだけ自然災害が多いと将来にわたって住む場所じたいも真剣に考えないといけないかもしれませんね。

例えば、次のような場所

・海や川、河口や湖の近く

・山や崖、森や林の近く

・低地や埋立地、地盤の弱い場所

・高い建物の近くや建物が密集している地域 

・雪や雨の多い地域 など

パッと思いついたものを挙げてみましたが、自然災害が発生した場合、上記のような場所の近くに住んでいると、被害を受ける可能性が高いと思います。

色々な事情はあると思いますが、引っ越す前に上記のような場所に該当しないか、また、上記のような場所に住んでいる場合、引っ越しを検討するといったことも必要かもしれません。

 

さて、先週、平成30年9月6日(木)午後3時15分、ついに愛犬との別れのときがきてしまいました。16歳4ヶ月6日の生涯でしたので、人間の年齢だと82歳位になります。

今から5~6年位前に悪性の大腸ガンが見つかり、その後、ずっと介護を続けてきましたが、小型犬の介護とはいえ、決して楽ではなく、たくさんの思い出をくれた愛犬を思い、今日は犬を飼うことから学んだことについて書いてみたいと思います。

これから犬を飼う方にも参考にしていただければ・・・

【動物が大好き】

実は、子供の頃から動物が大好きで犬や猫、ハムスター、モルモット、亀、金魚、カブトムシやクワガタなど、たくさんのペットを飼っていました。

犬は柴犬(雑種)を2回飼っており、盗まれたり、行方不明になったりで、子犬の頃から飼っていましたが、生涯を看取るまで飼ったことはなく、猫も同様に行方不明になってしまい最後を看取ることはありませんでした。

今は、犬を飼う人は減少しているのに対し、猫を飼う人は、あまり数に変動がないようで、猫のほうが犬より好まれているようですが、自分は犬のほうが好きです。

ただ、子供の頃に飼って以降、しばらくは何もペットは飼っていませんでした。そのため、大人になってから犬を飼いたいと、ずっと思っていました。

【里親になって】

犬を、ずっと飼いたいと思ってはいたのですが、11年ほど前、父の知人が諸事情により犬を飼えなくなったということで、5歳9か月のミニチュアダックスフンドの男の子(ショウちゃん)を譲り受けることになりました。いわゆる里親ですね。

初めて愛犬に会ったときは、いきなり、吠えられて噛みつかれそうになってしまったので、大丈夫かなと思いましたが、幸い、人懐っこい子だっただめ、すぐに慣れてくれました。ただ、もらわれていくときは、やはり可哀想でしたね。「この子は絶対に最後まで、うちで看取ってあげよう」そう思いました

それでは、犬を飼うポイントを5つほど、今日は書いてみますね。猫にも共通することが多いかもしれませんが、やはり、ペットとはいえ、犬を飼うには覚悟と責任が必要です。

【犬を飼うポイント① 同居扶養家族が増える】

犬を飼うということは、同居する扶養家族が増えることと同じことだと思います。しかも、小学校にあがる前の子供や要介護の高齢者がいる家族と同じです。ほかの小動物と比べ、10年や15年と長い期間にわたり暮らすわけですし、犬は言葉は話せませんが、人間の話すことを理解します嬉しい、悲しい、怒っているなどの感情は、人間から犬に対しても、また、犬から人間に対してもわかるものです。

別居の家族やペットであれば、少しは冷静でいられるかもしれませんが、同居している扶養家族ですから、色々なことが気になる存在でもあります。たくさんの思い出も作れますし、病気になれば心配になります。最後を看取るときや介護をするときは、本当に大変で悲しくもなります。

犬を飼うためには、自分自身も健康で元気でなくてはいけません。

ですから、同居する家族が増えるくらいの覚悟がない限り、犬を飼うべきではないと思っています。

【犬を飼うポイント② お金がかかる】

犬を飼うとお金もかかります。えさ代やおやつ代、おもちゃ代、ブラシやおしっこシート、おむつ代、首輪やリード代、ドッグサークル、エサや水を入れる容器、シャンプーやトリミング代など、たくさんあります。

それ以外にも、犬を飼うときは、市区町村に犬の登録をしなければなりませんし、年1回の狂犬病などの予防接種代。亡くなれば、火葬費用もかかります。

一番大変なのは医療費でしょうか。今ではペット保険がありますが、ペット保険は予防目的のものや持病などがある場合、保険の適用対象外となりますので、手術代や薬代なども、意外とかかるものです。

ダックスフンドはヘルニアにかかりやすいのですが、幸い、ヘルニアにはなりませんでした。ですが、譲り受けてから、2年位して前足に良性のガンができ手術をしたり、犬を長生きさせるためには、オスメスともに避妊の手術も必要になります。公園で散歩中に高いところから落下して骨折したり、ダックスフンドがかかりやすい、外耳炎や悪性の大腸ガンになったり、そして毎月の薬代。

とにかく、犬の医療費のために働いているんじゃないか(笑)と思うくらい、犬はお金がかかります

【犬を飼うポイント③ 時間がかかる】

犬を飼うと躾は必要になります。うちの子が成犬の頃、おしっこやウンチは、基本的にうちの中ではせず、外でしかしないため、毎日、朝晩2回散歩をさせていました。大雨だろうが、大雪だろうが、台風の日だろうが関係なく、毎日の日課として行っていました。老犬になってからは家の中でおしっこやウンチをしてしまうため、オムツをはかせたり、ウンチやおしっこの始末も、朝起きてすぐの日課です。

犬を飼っていると日常生活の中で、いろいろと制限を受けることもあるかもしれません。買い物に行っても、店内につれていけないとか、そういったことも生じてきます(どこかにつないでおくなど)。

ただ、いろいろと時間がかかっても、人間も同じなんだと考えるべきです。例えば、小学生にあがる前の子がいれば、雨だろうが、雪だろうが、台風だろうが、毎朝、保育園や幼稚園につれていき、夕方、迎えにいかなければなりません。高齢で介護が必要な場合には、身のまわりの世話をしてあげなければなりません。

そのため、時間のかかることは、人間の場合と同じように、日課としてとらえるようにするしかないと思います。

【犬を飼うポイント④ 一人なら相当の覚悟】

ケージや水槽の中に、ある程度、入れっぱなしにできる小動物であれば、一人でもいいと思いますが、犬や猫といったケージから出して、人間とも多くのスキンシップが必要な動物は、一人で飼うのは難しいです。

メインで世話する人がいるにせよ、最低2~3人位で、世話をするくらいがいいと思います。自分自身も仕事をしていますし、外出するときもあり、24時間一緒にいてあげることはできないため、家族に面倒を見てもらったことも何回もあります。家族でなくても信頼できる友人や知人がいれば、そういう人でもいいと思います。

2~3人でペットの世話を共有していれば、ペットの世話が家族の中で会話の中心になってくれます

犬はもともと人と触れ合うのが大好きな動物ですが、犬種にもよるかもしれません。子供の頃に飼っていた柴犬は、まだ、一人で留守番をするのも、我慢強くできますが、ミニチュアダックスフンドは、人間に遊んでもらうことが大好きです。

人間と同じように考えることが重要で、子供の世話でも、奥さんが一人で面倒をみるより、夫婦で必要に応じて面倒をみる方がいいと思いますし、親の介護だって、兄弟で必要に応じて面倒をみれるなら、その方がいいと思います。

シングルマザーなど片親だけで子供を育てる方や一人で親の介護をする方は、本当に大変だと思いますし、できなくはないと思いますが、犬を一人で飼う場合、同様に相当な覚悟をもつべきでしょう。

【犬を飼うポイント⑤ 状況を考えること】

犬を飼う場合、犬だけでなく人間の状況も、しっかりと考える必要があると思います。亡くなった子を飼ったころは、まだ、自分自身も若かったので、あまり考えもしませんでしたが、今から、また、小型犬の子犬を飼ったとして、先代の子のように16年も17年も生きてしまったら、自分自身も60代になっているということ。

それに、亡くなった子を譲り受けたときは、まだ勤め人でしたが、4年前に自分で税理士事務所を始めました。まさか、亡くなった子を飼ったころは、自分でフリーランスとして、仕事をしているなんて思ってもいませんでしたが、4年前だと、すでにうちの子は大腸ガンにもなっていたため、税理士事務所を開業して大変だったときに、犬の介護でも大変だったと記憶しています

犬は10年、15年と長く一緒に住むわけですが、その間に人間の方の状況も大きく変わっている可能性があります。そのため、将来の状況もよく考えて犬を飼うべきです。そうでないと犬が可哀想ですから。

5~6年前に、大腸ガンが見つかったとき、動物病院で余命は、あと1年と宣告されていましたが、たくさんの薬とサプリメントを飲み続けた結果、16歳4か月まで頑張って生きてくれました(老犬のため、ガンの進行が遅かったというのもあると思います)。

半年前、ウンチがでないため、夜中に一晩中鳴いていたときは、うちの子の安楽死も考えましたし、1年前から散歩に行きたがらず、家で寝ていることが多くなって、視力や聴力も衰えていき、2週間前には、いよいよウンチがでなくなり、食べたり水を飲むこともままならなくなりました。亡くなった日には、水を飲むことも歩くこともできず、ずっと寝ていましたが、滅多に会えない父に会ったときには、立ち上がって、最後の力を振り絞って、尻尾を振っていました。

最後に感謝の気持ちを伝えたかったのかもしれません

それから2時間後「キャン」と鳴いた後、痙攣をおこして息を引き取りました。

ここ1~2週間は、愛犬のことが心配で、仕事にも集中ができなかったのがつらかったのですが、最後に「もうガンで痛くなくなってよかったね。」と遺体を撫でてやりました。

サラリーマンだと時間の融通は利きませんが、今はフリーランスで、比較的、時間の融通も利くため、亡くなったときや介護の多くの時間のときにフリーランスとして仕事をしていて、よかったのかもしれません。

長い間、一緒に住んでいた家族が亡くなるというのは本当に悲しいことです。今は、まだ日が浅いため、すぐに立ち直れそうにありませんが、最後の犬をもう1度だけ飼うかどうか今は迷っています。なにせ、次に愛犬が亡くなるときには、自分が60代になっているかもしれませんので。今までの大変さで、体の力もすっと抜けてしまったような感じです。

そのうち自分の親の介護をする時期もくるかもしれませんが、死や介護に対する覚悟、家族を持つことの責任を、愛犬が教えてくれたような気がします。

10年7ヶ月の期間、たくさんの思い出をくれた愛犬に「今まで、ありがとう」という言葉を送ります。

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。