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Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

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横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

私の税理士試験合格体験記

皆さん、こんばんわ。横浜・東戸塚の税理士 八木です。

最近コマーシャルでもよく放送されていますが、いよいよ消費税の軽減税率がスタートしそうですね。改正消費税の準備はいかがですか?

実は昨年、ある税務調査の立ち合いをしていたときに、調査官と今回の軽減税率について話しをする機会がありました。そのときに、その調査官がポツリと「もっと簡単にしてくれたらいいのに・・・」と言っていました。

そのときに思ったのが、現場で働く人たちも、われわれ税理士と同じようなことを思っているんだなということ。ま~、決まってしまったものだからしょうがないんですけどね。

 

さて、8月中旬といえば、先週あたりに税理士試験が行われたのではないかと思います。受験生の皆様、お疲れさまでした。

ということで、久しぶりですが、今日は税理士試験ネタで、「私の税理士試験合格体験記」と題してお伝えいたします。

もうずいぶん前になりますが、まず、自分自身の税理士試験の受験経歴はと申しますと、

・1年目(22歳・大学3年) 固定資産税合格酒税法不合格

・2年目(23歳・大学4年) 財務諸表論合格酒税法合格簿記論不合格

・3年目(24歳・受験浪人)  簿記論不合格所得税法不合格

・4年目(25歳・社会人)   簿記論不合格

・5年目(26歳・社会人)   簿記論不合格

・6年目(27歳・社会人)   簿記論合格

・7年目(28歳・社会人)   所得税法不合格

・8年目(29歳・社会人)   所得税法不合格

・9年目(30歳・社会人)   所得税法合格

ま~、こんな感じで9年かかりました(実際に受験勉強をしていた期間は8年半位でしたが)。

受験回数は、固定資産税と財務諸表論が1回、酒税法が2回、簿記論は5回、そして所得税法は4回で合格しています。

いや~、こうやって振り返ってみると、短期合格を目指される受験生の方には、あまり参考にならないかもしれませんが、途中でめげずに最後まで、よく続けたものだと思います。ほんとうに20代の時期を税理士受験に捧げたような感じでしたからね。

 

もともと短期合格を目指していたことや簿記論が苦手だったため、最初からミニ税法に逃げましたが、それでも社会人になってから簿記論と所得税法には苦しみました。

簿記論は確かに苦手だったのですが、簿記論も所得税法も、試験当日にうまく自分の実力が答案用紙に反映できなかったのが、長引いてしまった最大の要因ですね。

簿記論も所得税法も確かに、ボリュームがあり難しい問題がでることもよくありますが、それに惑わされて計算問題のケアレスミスを連発してしまったのがよくなかったと思います。

 

今となれば懐かしいですが、当時は大変でした。受験1年目~3年目の間は大学生でしたので、大学へ行き、アルバイトをやり、税理士試験の勉強もやりと、今から考えるとよくあれだけのスタミナがあったな~と思ってしまいます。今ではできませんから。

3年目の受験が終わってからは、すぐに就職したため、4年目以降の受験は1科目に絞っています。やはり昼間働いていたため、働きながら簿記論と所得税法をやるのは無理だと思ったからです。

1年目~3年目の期間はTACへ通学していましたが、4年目から最後まではTACの通信講座を利用し通学はしていません。税理士試験に最終的に合格した後に、TACへ法人税と相続税の実務講座へ通ったりもしましたが、社会人になると残業などで学校へ必ずいけるとも限らないため、通信教育に切り替えるしかなかったのです。

通学するとたしかに受験仲間もできるかもしれませんが、通信教育の場合には、それができません。でも、受験仲間がいようがいまいが、いいのです。最終的に、たぶん努力をした人から受かっていくわけですから。

 

税理士の受験をしていた20代の頃は必ずしも、勉強漬けという生活はしていませんでした。20代~30代前半くらいまでは、学生時代の友達と食事に行ったり、飲みにいったり、旅行にいったり、コンサートやクラブに行ったりということは、ときどきしていました。

30代後半くらいからは、自分自身が犬を飼ってしまったため、長い時間、家を不在にすることができなくなってしまったこと、みんな仕事が忙しくなったり、家庭ができたりで今は昔の友達とは、まったく会っていません。だから今は友達はいませんがいいのです。一人でいる方がリラックスしてくつろげますから。

 

あと、税理士の受験が終わった8月~12月までの期間ですが、1年目~3年目は8月~12月の期間も次の受験科目の勉強をしていました。ですが4年目以降は、12月の結果をみてダメだったら、翌年1月から同じ受験科目を勉強し、受かっていたら次の科目に進むという感じでした。

ですから、4年目以降は1月~7月までの期間だけで、1年中、勉強していたわけではありません。受験勉強なんて楽しくもありませんし、所得税法や法人税法は、ものすごい量の理論を暗記しなければならないわけですが、あれだけの量の理論を1年中、覚えているなんて、まず無理です。

ゼロからだと2~3ヶ月では無理だと思いますが、もうある程度、受験勉強をしてきていれば、直前の2~3ヶ月の勉強の内容が、ずばり勝負だと思います。

 

税理士試験では、簿記論、財務諸表論、法人税法、所得税法、相続税法、消費税法、酒税法、国税徴収法、固定資産税、住民税、事業税が受験科目になっていますが、実務では、登録免許税や不動産所得税、印紙税などのその他の税金、登記や社会保険のこと、会社法や民法、パソコンやAIの知識など、さまざまな知識が幅広く必要になってきますので、税理士試験は一つの通過点として、貧欲にいろいろなことを受験生の方には学んでいってほしいと思います。そうしないと後で、困るのは自分なわけですから。

 

自分自身も、今は、仕事で必要なことは、その都度、調べたりしていますが、後は、趣味で英会話をやっているくらいです。もう、あまり勉強はしたくないのですが、気が向いたら何か、また始めてみるかもしれません。

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。