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Yoshiaki Yagi Tax Accounting Office

八木義晶税理士事務所

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横浜市・戸塚区のバイリンガル税理士日記

購入VS賃貸と戸建VS集合住宅、どっちを選ぶか

 

皆さん、こんばんわ。横浜・東戸塚の税理士 八木です。

東京オリンピックが、いよいよ開幕されることになりましたね。しかも無観客で。もともとコロナのパンデミックになってから、東京オリンピックを直接、観戦したいとは思っていませんでしたが、これまで頑張ってきた日本のアスリートの応援はしたいと思いますので、いつものようにテレビで観戦することにします。

あと、コロナの感染拡大が本当に心配です。案の定、海外からの選手や関係者のなかにもコロナの感染者が、ちらほら混じっているわけですから、オリパラが終わった後、9月上旬頃の国内の感染者の数を想像すると、ぞっとしますよね。

いずれにしても、コロナに感染しても、いいことは何一つありませんので、感染予防対策を引き続き、しっかりおこなっていきたいと思っています。

 

さて、本日ですが、よく比較される内容になりますが、本日は「購入VS賃貸と戸建VS集合住宅、どっちを選ぶか」と題して、お伝えいたします。

実は、購入VS賃貸と戸建VS集合住宅と言いましても、どちらもメリットとデメリットがありますので、どちらがいいかと言いましても、人それぞれの状況や考えによるということになると思いますが、注意したいことも、色々とあるにはあります。

その内容はと申しますと、

 

【購入VS賃貸】

購入と賃貸の場合ですが、実際問題としてどうでしょう。支払う支出としては、あまり変わらないような気がしますが、もし、同じような条件であれば、キャッシュでの一括購入が一番、安くあがるように思います。理由は利息分がかからないからです。一方で、一番、高くつくとなると、賃貸物件で長生きをしてしまうような場合です。何せ、購入であれば、いつかは支払いが終わりますが、賃貸の場合、自分が死ぬまで家賃を払い続けなければなりません。90歳や100歳と長生きしてしまいますと、生涯支払額としては、かえって高くつくかもしれません。

よくローンを家賃として考えれば、購入してしまった方が得ということも言われますが、実際にかかる費用を考えますと、購入の場合のローンと賃貸の場合の家賃以外に次のようなものがあります。

1.購入の場合

・固定資産税(毎年)

・管理費および修繕積立金(集合住宅の場合に毎月)

・火災保険料(数年に一度)

・仲介手数料(購入時) 

・保証料(購入時でローンの場合)

2.賃貸の場合

・共益費(集合住宅の場合に毎月、ない場合もあります)

・更新料(通常、2年に一度)

・礼金と敷金(借りるとき、ない場合もあります)

・クリーニング代(退去時に敷金と相殺のうえ、さらにかかる場合があります)

・仲介手数料(借りるとき)

上記のような支払いが主なものですが、購入の場合と賃貸の場合でも、あまり変わらないような気がします。

ただ、購入か賃貸かを決めるときに、とくに次の3つについては、重要な要素になると思います。

・リタイアした後の場合

若いときには、あまり考えないかもしれませんが、リタイアした後に、自分でローンや家賃を、ずっと支払えるかということは考えておいた方がいいかもしれません。

これは結婚をしていて配偶者がいる場合や子供がいる場合でも同様です。なぜかといいますと、配偶者がいたとしても、自分が先に亡くなれば問題ありませんが、相手の配偶者が先に亡くなった場合には、自分で家賃を払いつづけなければいけませんし、ローンを払い続けなければいけません。ローンの場合、相手が団体信用生命保険に加入している場合が多いと思いますので、その場合には、支払の必要はなくなります。また、子供がいたとしても、リタイアした後に面倒をみてもらえるかどうかもわかりません。若い世代の人たちは、現在の現役世代の人よりも、さらに負担が大きく手取りが少なくなってしまうはずですから、親の面倒なんてみている余裕のない人の方が圧倒的に多いのではないかと思っています。

そのため、とくに賃貸の場合には、ずっと家賃を払い続けられるかということを考えておく必要があります。

・災害が発生した場合

日本でも、ここ数年、異常気象のため、災害の発生が多くなっています。地震、台風、豪雨、地滑り、津波など、いつどこで災害にあうかわかりません

そのため、購入にしても賃貸にしても、住む場所については、十分に検討する必要があります。近くに、海、山、川、湖、崖、高い建物などがある場合、よく調べておかないと災害時に思わぬ被害をうけるかもしれません。

もし、災害にあった場合、賃貸であれば、次に他のところを探せばいいのですが、購入をしてしまうと、ローンと家賃の支払いを2重でしなければならなくなる可能性もありますので、かなり大変だと思います。

・状況が変わりやすい場合

これは働きざかりの現役世代に多いのですが、生活状況が変わりやすい場合もあると思います。例えば、転勤が頻繁にある仕事をしている場合には、やはり賃貸の方が動きやすいと思います。また、転職や社会情勢などにより収入が減少してしまうような場合でも、賃貸の方が安い物件に引っ越すということが容易だと思います。ですが、購入してしまってローンがあるような場合で、ローンの返済が難しいような場合には、まず、銀行に相談をしてみましょう。

ということで、購入か賃貸かを決める際には、とくに上記の3つのこと 老後のこと、災害のこと、生活状況の変化のことを重視して、決めるようにしてみましょう。

 

【戸建VS集合住宅】

次に戸建と集合住宅ですが、これもそれぞれにメリットとデメリットがありますので、一概に、どちらがいいとは言えません。

ですが、戸建と集合住宅を選ぶときには、次の3つを重視したいところです。

・制限の問題

ほとんどの集合住宅では、要相談となる場合もあるかもしれませんが、基本的に制限があります。例えば、ペット不可、ピアノ不可といったように規約で制限がある場合が、ほとんどです。ですから、いろいろと制限がないということであれば、戸建の方がいいでしょう。戸建の方が、基本、制約なく自由にできることが多いと思います。

・メンテナンスの問題

まず、戸建と集合住宅では、建物の構造じたいが異なります。通常、戸建の場合、木造や軽量鉄骨で、一方、集合住宅では、鉄筋コンクリート、鉄筋鉄骨、軽量鉄骨になります。

そのため、戸建の方が、早く劣化しますから、修繕のサイクルも早いと考えるべきです。購入の集合住宅の場合には、毎月、修繕積立金を積み立てていますが、購入の場合の戸建は、自分で将来の修繕費を集合住宅の場合と同様にプールしておかなければなりません。また、購入の集合住宅であれば、日々、管理人や管理組合がメンテナンスをしてくれますが、購入の場合の戸建は、自分でメンテナンスをしなければなりません

・騒音の問題

集合住宅の場合、意外と騒音は気になることかもしれません。上の階に小さな子供がいたりすると、鉄筋コンクリートなどの構造でも響いたりするものです。戸建の場合でも、近隣からの騒音が気になる場合があるかもしれませんが、戸建の方が騒音は気にならないかもしれません。

あと、意外と戸建の場合には、集合住宅に比べ、冬は寒く感じるかもしれません。建物の構造が違うためだと思いますが、寒く感じるのが嫌な場合には、集合住宅の方がいいかもしれません。

ということで、戸建か集合住宅かを迷う場合には、制限の有無、メンテナンスの有無、騒音の有無の3つを重視して決めるといいでしょう。

 

ま~、最初にも申し上げましたが、購入VS賃貸と戸建VS集合住宅、どちらもメリットとデメリットがありますので、上記のことを参考に決められるといいかもしれません。

ちなみに私は、現在、購入した集合住宅に住んでいますが、たぶん老後も、ずっと住み続けると思っていますし、今から賃貸に住みたいとか、戸建に住みたいとは思いません。

 

本日も、最後までお読みいただきましてありがとうございました。